猫家と一緒に(WAKUWAKU猫らいふ2)

5ニャンと共に暮らす過去と現在を綴っています(2018.11.17START)

重大事件(エッセイ)

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こちらは猫家に起こった重大事件をエッセイ風にまとめたものです。(写真つき)中にはリアルな手術写真などもありますので、にがてな方はご注意ください。

(1)5ニャンが家にやってきた!(その1その2その3
(2)子猫たちの去勢・避妊手術(その1その2
(3)ママの大手術!手術写真が含まれておりますので、にがてな方はご注意ください) 

 チャッピとチェ・ジウがようやく避妊手術の抜糸を済ませたすぐ後、今度はママの状態が変になりました。とにかく呼吸が速く、そしてじっとしていて動かないのです。すぐに動物病院へ連れて行きました。例の・・・N動物病院です。ここでレントゲンを撮ってもらった結果、ママに大きな疾患が見つかりました。

横隔膜ヘルニア

こんなのご存知でしたか?
横隔膜に穴が開いて、そこから心臓や肺の方に小腸などがなだれこんでくるという症状です。先天性のものと後天性のものがあり、ママの場合、後天性のものだろうということでした。しかし、横隔膜なんて普通の生活をしていても、そうそう破れるものではありません。多分、我が家にやってくる以前に、交通事故に遭ったか、心ない人間に蹴られたりしたのではないかということでした。
・・・いや、そんな疾患、避妊手術の時には解らなかったのでしょうか??

とにかく全身麻酔の開腹手術です。
その際、シスターズが拒絶反応を示した動物性の手術糸は使わず、ナイロン糸で縫うことになりました。(これが後に、更なる悲劇を生むわけなのですが)
その時の手術の写真を頂きました。

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・・・まあ、何が何だかよくわからないのですが。とりあえず、横隔膜を破って中に侵入している小腸などを引き出しているのだと思われます。こんな写真をわざわざ私にくれたのは、前回、シスターズの避妊手術のことがあって、少し私と病院側が揉めたからなのでしょう。

 ママはこんな大手術を受けたのにもかかわらず、その日の夜には退院、家で安静にさせていました。
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・・・いや、普通、手術したばかりの夜ぐらい、点滴したり、様子診たりするために入院ではないの!?とも、思いましたが、飼い主の言うことなど聞く耳を持たない病院なので、愛する我が子のために家で看病しました。

 完全に回復するまでに2週間ぐらいはかかったと思います。最後に、再びレントゲンを撮って、「ね、ちゃんと収まっているでしょう?」と確認を求められました。その時には、いくら野良猫とはいえ、誰がママをこんな目に遭わせたのだ!!という怒りでいっぱいでした。でも、手術をしたのだから、もう大丈夫と安心もしていました。


・・・しかし、ママの呼吸は結局、亡くなるまで普通の猫よりも速かったんです。
なぜなら・・・この手術後、横隔膜ヘルニアが再発していたからなんです。
ちゃんと縫ったところが、どうしてまた開いたのか?
思い当たることといえば、「ナイロンの手術糸」しかありません。
だって、この手術後、ママのお腹に衝撃を与えたことは絶対にありませんでしたから。

そして、横隔膜ヘルニアの再発が、ママの死にまでつきまとっていったのでした。。。
(小腸や脾臓がママの胃と十二指腸を覆っていて、検査ができなかったのです)
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避妊手術に危険性はほとんどないと信じ切っていました。
まぁ、開腹手術ですので、術後、姉妹猫は家の中に入れていました。
やはり、術後はしんどいようで、じっとしていることが多かったです。
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おにゃかの辺りがムズムズするわ~、とチャッピ。

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タイツ、長すぎるの~、とチェ・ジウ。
まあ、数日は、こんな感じで動き回るようになっていたのですが・・・


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大晦日の夜、タイツの下を覗いて見てビックリ!!
チャッピもチェ・ジウも傷口が開いてきているではありませんか!!
どどどどどどうしようっっっっ!?
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大晦日の夜に開いている動物病院ってあるの!?
非常に高値の救急病院につれていくべきなのか!?
(その場合、2ニャンで20万円はかかるであろう・・・)
あるいは、元旦に開いている病院に連れていくべきなのか!?
急ぎネットで調べて、見つけました!!
家からは少し遠いけど、元旦でも開いている動物病院が!

早速、翌朝(つまり元旦)、2ニャンを連れてその病院へ行きました。
緊急手術です。
何故こんなことになったかというと、この姉妹には、手術糸(動物性)に対するアレルギーがあったのです。だから、数日して、体がその糸に拒絶反応を示してこういうことになったのです。
今回の手術では、ワイヤーでの縫合になりました。

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さすがに、2回の開腹手術には2ニャンともグッタリしていて、しばらくこたつの中でじっとしていました。

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チェ・ジウは翌日は何とか動き回れるようになりましたが。

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チャッピはまだこんな状態でした。


その後、何とか回復しましたが、
つくづく避妊手術を侮ってはいけないというこが身に染みました。
そして、このアレルギーのために、
次のママの大手術の際にも、手術糸はナイロン製のものが使用されることになり、
それが10数年経った後、悲劇を生むことになったのでした・・・・

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手術って怖い。
そして、病院選びは本当に難しいです・・・。
このときのことを教訓にして、近所の動物病院に通い続けなければ良かった・・・。

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子猫たちはどんどん大きくなり、そろそろ去勢・避妊手術を考えなければならなくなってきました。かわいそうな事かも知れないけど、兄弟姉妹で交尾しないとも限らないからです。飼うと決心した以上、とにかくこれ以上、猫の数を増やすわけにはいきません。


ということで、まずは男子から。
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・・・心なしか涙目のブチ。すまぬ、許せ。
それにしても、男子の去勢手術というのは、けっこう簡単なものですね。
手術代も、それほど高くはありませんし。
※ところが・・・クロ(写真上)は、中途半端な去勢手術だったみたいで、
後々、マウントやスプレーをするようになったのでした

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まぁ、私の息子たちが・・・にゃんとしたこと!!
驚きに目を見張るママ。(すっかり家猫になっています)

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まぁ、私たちはまだ関係にゃいし。と長女チャッピ。

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男子が去勢したんなら、私たちはしにゃくてもいいんじゃない? と、チェ・ジウ。

しかし!!
そうこうしているうちに、チャッピが発情期を迎え、毎夜やかましく鳴くようになったのです。
子猫たちが寝起きしているのは、ガレージにあるケージの中。
こう毎晩鳴いたのでは、ご近所迷惑もいいところ。
なので、生まれて半年後に、とうとう女子も避妊手術をすることになりました。

頃は、年末。
・・・今から思えば、手術をするのに年末は避けた方が良かったなぁと思いました。

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そうこうしているうちに、私はあることに気づきました。200507 030

この母猫の腹は、もしかして再び妊娠しているのではなかろうか!?
そして、再びこの家で出産するつもりでいるのではなかろうか!?
それは、恐怖以外の何物でもありません。
母猫には申し訳ないけど、これ以上産ませてしまっては、
もう私には無理です。
ですので、母猫を捕獲し、本猫の了承の有無にかかわらず、
避妊手術を受けさせました。

そして、ついに猫たちのために巨大ケージをガレージに設置しました。

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大きなケージを2つ購入し、合体させたのです。(最終的には3つのケージを合体しました)
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避妊手術をした母猫も最初はここに入れていましたが、
お腹の傷に悪いかもしれないと思い、私の部屋に入れることにしました。

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こんな哀れな状態でしたが
でも、母猫ママは、当初の予定に反して、
一番最初に私の部屋に居着くことになったわけです。
一方、子猫たちも、ワクチン接種やらノミダニ駆除やらした後に、
私がいるときには、部屋の中に入るようになりました。

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寝るときや私が仕事に行ってる間は子猫たちはガレージ内のケージで生活していましたが
しゅっちゅう家の中にも入ってくるようになりました。

※ケージの生活といっても、夏には扇風機やアイスノンを使い、冬にはぬくぬくヒーターを使ってましたので、快適だったとは思います。3歳ぐらいまではケージで寝起きをしていました。(途中、避妊・去勢手術をしたり、風邪を引いたりしたときは私の部屋に入れていました。ある程度、落ち着かなければ子猫を4匹、家の中で飼うのは難しいです。とにかく、走り回って、その辺のものを破壊しまくりますので)



こうして我が家は、着実に5ニャンに侵略されていったのでありました・・・。

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子猫の成長というのは本当に早いです。
子猫が外にはみ出さないようにと設置していた壁は、どんどん突破され、
瞬く間に高い壁になっていきました。

   ↓ 当時のチャッピ
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   ↓ クロ
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   ↓ ブチ
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   ↓チェ・ジウ
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   ↓ すっかり私たちに気を許すようになったママ
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・・・と、こんな哀れな感じだったのですが、すぐにしっかりした顔つきになってきました。

   ↓ チャッピ
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   ↓クロ
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   ↓ ブチ
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   ↓ チェ・ジウ
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この頃から、私は職場などに写真を持って行き、里親探しを始めました。
でも、なかなかもらってくれる人は見つかりません。
そのうち、子猫が風邪を引いて、次々と動物病院へ連れて行くことになりました。
それまで、名前を付けていなかったのですが、
便宜上、病院でその時に思いついた名前を付けていました。
今では・・・ちょっと後悔しています。
もうちょっと、考えてつけてあげたら良かったなって。

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・・・はっきり言って、こんな目で見つめられると・・・
母猫はともかく、子猫たちは私が飼うしかないのかなぁと思い始めました。
でも・・・いきなり猫たちを家の中で飼うことには抵抗があり、
どうしようかと模索していました。


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